Finderでファイルを選択してMacWinZipperに自動で渡す
書きたいことができたので久しぶりに更新します。
もう完全にMacがメインマシンになっています。翻訳関係のツールはWindowsでしか動かないものが多いので、そういうときはMacに入れたWindows仮想マシンを使っています。仮想化ソフトはParallels Desktop for Macがおすすめです!
Macで翻訳環境を作る(ソフトウェア編)を書いてませんが、また気が向いたらいつか書くかも…
取引先とファイルのやり取りをするときは基本的にzipファイルにして送るんですが、取引先の人は基本的にWindowsマシンを使っているので、Mac環境から送るとなると注意しなければなりません。
普通にMacでzipを作って送ると、相手先のWindowsマシンで解凍したときに「.DS_Store」「__MACOSX」というファイルが入ってしまいます。
これを回避するにはいろんな方法があるのですが、私はMacWinZipperという便利なアプリを利用しています。
tida.co.jp
日本語ファイルは文字化けするという口コミを見ますが、私は有料版を使っているのでまったく文字化けしませんよ!
使い方は、ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップするだけです。簡単!
簡単なんですが、いちいちドラッグ&ドロップするのが面倒で、なんとかショートカットキーを一発押すだけでちゃちゃっと圧縮できないかな?と思っていました。
そんなわけで、自動化するサービスをAutomatorで作りました。
したいこと
- Finderでファイルを選択して右クリックすると「圧縮」メニューが出てくるようにする
- ドラッグ&ドロップせずにMacWinZipperにファイルを自動的に渡す
- Finderからショートカットキーで呼び出せると楽ちん〜
作り方
「ファイル」→「新規」で 「クイックアクション」を選択します。
細かい作り方はこちらのサイトが詳しいです〜(私は面倒くさいので割愛させていただきます💦)
dev.classmethod.jp
クイックアクションにすると、そのワークフローをコンテキストメニューから呼び出せるようになります。
ワークフロー
あまりしっかり作る余裕がなかったので、必要最小限の機能で…。もっとエレガントな方法があると思うのですが力業です💦
全体はこんな感じ。
具体的な内容
まず、ワークフローが受け取る情報を「ファイルまたはフォルダ」、検索対象を「Finder.app」にします。
その下に、「選択されたFinder項目を取得」のアクションを置きます。
そして、続けて「AppleScriptを実行」アクションを置きます。
コードは力業で。
on run {input, parameters} delay 2 tell application "MacWinZipper" open input activate end tell end run
呼び出してファイルを渡しているだけです💦
完成!
これで完成です〜!
コンテキストメニューに出てきます。
ファイルを選択して右クリックするとMacWinZipperが自動で立ち上がって、確認画面になります。
暗号化パスワードを入れたり、設定したりして、Enterキーを押せばもう圧縮されます〜。
そしてもう一工夫
これだけでも便利なんですが、やっぱりいちいち右クリックするのが面倒なので、ショートカットキーで呼び出せるようにしたいと思います。
「システム環境設定」→「キーボード」を選びます。
「ショートカット」を選んで、左で「サービス」を選び、「ファイルとフォルダ」が表示されるまでスクロールすると、先ほど登録したサービスが表示されているはずです。
これに適当なショートカットをつけましょう!
そうすると、Finderでファイルを選択してこのショートカットを押すと、自動的にMacWinZipperが起動します。
とっても時短になって便利〜!
この技は他のアプリにも使えると思うので、なにかの参考になれば幸いです。