アルパカ翻訳者の備忘録

フリーランス翻訳者claponが気になったことをまとめます

Finderでファイルを選択してMacWinZipperに自動で渡す

書きたいことができたので久しぶりに更新します。
 

もう完全にMacがメインマシンになっています。翻訳関係のツールはWindowsでしか動かないものが多いので、そういうときはMacに入れたWindows仮想マシンを使っています。仮想化ソフトはParallels Desktop for Macがおすすめです!

Macで翻訳環境を作る(ソフトウェア編)を書いてませんが、また気が向いたらいつか書くかも…


取引先とファイルのやり取りをするときは基本的にzipファイルにして送るんですが、取引先の人は基本的にWindowsマシンを使っているので、Mac環境から送るとなると注意しなければなりません。

普通にMacでzipを作って送ると、相手先のWindowsマシンで解凍したときに「.DS_Store」「__MACOSX」というファイルが入ってしまいます。
f:id:clapon:20200530211129p:plain

これを回避するにはいろんな方法があるのですが、私はMacWinZipperという便利なアプリを利用しています。

tida.co.jp
 
日本語ファイルは文字化けするという口コミを見ますが、私は有料版を使っているのでまったく文字化けしませんよ! 

使い方は、ウィンドウにファイルをドラッグ&ドロップするだけです。簡単!
f:id:clapon:20200530211903p:plain
簡単なんですが、いちいちドラッグ&ドロップするのが面倒で、なんとかショートカットキーを一発押すだけでちゃちゃっと圧縮できないかな?と思っていました。

 
そんなわけで、自動化するサービスをAutomatorで作りました。

したいこと

  • Finderでファイルを選択して右クリックすると「圧縮」メニューが出てくるようにする
  • ドラッグ&ドロップせずにMacWinZipperにファイルを自動的に渡す
  • Finderからショートカットキーで呼び出せると楽ちん〜

作り方

「ファイル」→「新規」で 「クイックアクション」を選択します。
細かい作り方はこちらのサイトが詳しいです〜(私は面倒くさいので割愛させていただきます💦)
dev.classmethod.jp
クイックアクションにすると、そのワークフローをコンテキストメニューから呼び出せるようになります。

ワークフロー

あまりしっかり作る余裕がなかったので、必要最小限の機能で…。もっとエレガントな方法があると思うのですが力業です💦

全体はこんな感じ。
f:id:clapon:20200530215858p:plain

具体的な内容

まず、ワークフローが受け取る情報を「ファイルまたはフォルダ」、検索対象を「Finder.app」にします。
f:id:clapon:20200530213328p:plain


その下に、「選択されたFinder項目を取得」のアクションを置きます。


そして、続けて「AppleScriptを実行」アクションを置きます。


f:id:clapon:20200530213542p:plain


コードは力業で。

on run {input, parameters}

	delay 2
	tell application "MacWinZipper"
		open input
		activate
	end tell
	
end run

呼び出してファイルを渡しているだけです💦

完成!

これで完成です〜!

コンテキストメニューに出てきます。
f:id:clapon:20200530220950p:plain:h360

ファイルを選択して右クリックするとMacWinZipperが自動で立ち上がって、確認画面になります。
暗号化パスワードを入れたり、設定したりして、Enterキーを押せばもう圧縮されます〜。

そしてもう一工夫

これだけでも便利なんですが、やっぱりいちいち右クリックするのが面倒なので、ショートカットキーで呼び出せるようにしたいと思います。
「システム環境設定」→「キーボード」を選びます。
f:id:clapon:20200530221338p:plain

「ショートカット」を選んで、左で「サービス」を選び、「ファイルとフォルダ」が表示されるまでスクロールすると、先ほど登録したサービスが表示されているはずです。
f:id:clapon:20200530221652p:plain
これに適当なショートカットをつけましょう!

そうすると、Finderでファイルを選択してこのショートカットを押すと、自動的にMacWinZipperが起動します。
とっても時短になって便利〜!


この技は他のアプリにも使えると思うので、なにかの参考になれば幸いです。